糖尿病とは
慢性的な高血糖は、全身に悪影響を及ぼします。
例えば、眼の網膜に影響を及ぼすことがあり、これを糖尿病網膜症といいます。
糖尿病網膜症は失明につながる病気ですので、症状がなくても糖尿病の人は定期的に眼科でチェックをしてもらう必要があります。
また、糖尿病による腎障害は透析治療のよくある原因の一つです。
その他にも手足のしびれや感覚障害につながる神経障害、全身の動脈硬化症(心臓血管疾患、脳血管疾患、末梢動脈疾患)などの様々な合併症を引き起こします。
糖尿病による合併症はどれも生活の質(QOL)を著しく低下させてしまうため、合併症を起こさないように血糖コントロールを行うことが重要です。
糖尿病の合併症
慢性的な高血糖は、全身に悪影響を及ぼします。
例えば、眼の網膜に影響を及ぼすことがあり、これを糖尿病網膜症といいます。
糖尿病網膜症は失明につながる病気ですので、症状がなくても糖尿病の人は定期的に眼科でチェックをしてもらう必要があります。
また、糖尿病による腎障害は透析治療のよくある原因の一つです。
その他にも手足のしびれや感覚障害につながる神経障害、全身の動脈硬化症(心臓血管疾患、脳血管疾患、末梢動脈疾患)などの様々な合併症を引き起こします。
糖尿病による合併症はどれも生活の質(QOL)を著しく低下させてしまうため、合併症を起こさないように血糖コントロールを行うことが重要です。
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)
血液検査で測定されるHbA1cは、採血時から過去1~2か月間の平均血糖値を反映したもので、血糖コントロールにおいて重要な目安となります。
HbA1cの正常値は4.6~6.2%で、糖尿病の人はこれより数値が高くなります。
血糖の正常化を目指すのであれば、糖尿病の人もHbA1c 6.0%未満が目標ですが、この目標を到達するにはかなりの努力が必要でしょう。
糖尿病において重要なことは合併症予防です。
合併症予防のためのHbA1cの目標値は7.0%未満ですので、これを目指して食事療法や運動療法などの自己管理を行いながら、クリニックで必要に応じた薬物療法を受けましょう。
ポイント
- 糖尿病はインスリンの作用不足から引き起こされる高血糖状態で慢性的な高血糖が様々な合併症を引き起こす
- 合併症の種類には、糖尿病網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、動脈硬化症(心臓血管疾患、脳血管疾患、末梢動脈疾患)があり、生活の質(QOL)を低下させるだけでなく健康寿命を損なうため、食事運動療法を含めた早期介入が必要