血液検査は何を見るの?
血液検査は、採血をして身体の異常の有無や病気の程度を調べる検査で、多くの情報を得ることができます。
血液中に含まれている細胞や酵素、抗体といったさまざまな物質を数値化し、項目ごとに基準値と照らし合わせ、検査結果を総合的に見て判断します。
体に何らかの異常がある場合、血液中の物質の数が増えたり減ったりするため、病気の診断や程度、将来的な発症リスクを見つけることができます。
血液検査でわかる病気
血液一般検査では貧血や炎症の程度などを知ることができ、生化学検査では肝臓や腎臓の異常、脂質異常症、糖尿病、生活習慣病のリスクなどがわかります。
生活習慣病の中には、自覚症状が現れる前に病気が進行してしまっているものもあるため、早期にリスクを知ることで、生活改善や予防に役立てることもできます。
当クリニックでおこなっている血液検査の内容や結果の見方を下表にお示しします。
なお、基準値は正常値ではなく、健康人の95%の方が入る範囲で、健康であっても5%の人が基準値から外れることになります。また、下表に記載している基準値は当院においてのものであり、測定方法や測定機器などにより基準値に違いが見られる場合があります。