
⼼臓リハビリテーションの効果
⼼筋梗塞や狭⼼症の⽅が⼼臓リハビリテーションを⾏うと、⼼⾎管病による死亡率が26%低下するという報告があります。また、⼼不全の患者さんが⼼臓リハビリテーションを⾏うと、⼼不全による⼊院が39%減少することが証明されています。
また、適切な運動療法を⾏うことで運動能⼒や体⼒が向上するため、⼼臓への負担が減り、⽇常⽣活での⼼不全症状が軽くなります。さらに、運動は動脈硬化を予防し、⾎管が広がりやすくなることで体の⾎液循環が改善します。その他、⾎糖値の改善や⾃律神経が安定することによる不整脈が軽減などの効果も期待できます。
対象疾患
心筋梗塞や狭心症、心臓手術、心不全悪化などで入院していた方は退院直後から外来で心臓リハビリテーションが実施できます。また、過去に心臓病治療歴があり最近になって症状が出てきた方も心臓リハビリテーションの適応です。
なお、これまでに心臓病と診断されたことがなくても心臓リハビリテーション実施条件を満たす場合がありますので、循環器内科外来でお気軽にご相談ください。
実施期間
心臓病の方は、基本的に生涯を通して再発予防のため心臓リハビリテーションを継続する必要があります。ただし、医療保険の適応となるのは、心臓リハビリテーション開始から150日間です。継続が必要な場合にはその後も心臓リハビリテーションを行うこともありますが、5か月の間に自己管理獲得ができるように取り組みます。
1回あたりの実施時間は約60分で週1回~週3回の頻度で行います。
また、安全に運動療法を行うために、心肺運動負荷試験(CPX)を行い適切な運動量を処方します。5ヶ月間のプログラム開始時と終了時には、この心肺運動負荷試験(CPX)で測定される最大運動能力の変化や血液検査結果からリハビリの効果を確認し、プログラム終了後も運動療法を継続できるように最適な運動量をお伝えします。
実際の流れ(約60分)
- 1リハビリテーション前診察
- 当日の血圧や脈拍、体重、体調を確認し、リハビリテーション実施に問題ないか診察をします。
- 2準備運動
- 当院ではレッドコードなどを⽤いて準備運動を実施します。

- 3有酸素運動
- 心電図をモニタリングしながら、自転車エルゴメーターで処方された強度での有酸素運動を行います。
- 4レジスタンストレーニング
- 強度の違うゴムチューブなどを使って筋力トレーニングを実施します。
- 5整理体操
- 運動終了後のストレッチを行います。

- 6次回予約、会計
かかる費用
医療保険が適応されるため窓口で支払う負担額が個人によって異なりますが、1回の心臓リハビリテーションで、約600~2,000円の費用がかかります。
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