膀胱炎の症状は?
膀胱炎とは、細菌が膀胱に感染して繁殖することで膀胱の粘膜に炎症を引き起こす病気です。
膀胱炎になると、おしっこをするときに痛い(排尿時痛)、おしっこの回数が増える(頻尿)、下腹部がイライラとイヤな感じがする(違和感)、おしっこをしてもすっきりしない(残尿感)などの症状が起こります。
このほか、おしっこが白く濁ったり(混濁尿)、血が混じったり(血尿)することもあります。
膀胱炎になってしまう原因は?
膀胱炎は、圧倒的に女性に多い病気です。
その理由は、女性は尿道が短く、外部から細菌が膀胱まで簡単に到達しやすいからです。
一方男性は尿道が長いため、細菌が入ってきても尿で排出されやすく、膀胱炎にはなりにくいと言われています。
膀胱炎になる主な生活習慣として、おしっこを我慢すること、水分をあまり摂取しないこと、陰部を不潔にしていることが挙げられます。
ストレスや生活習慣から膀胱炎を年に何回も繰り返してしまう女性もおられますが、尿を出し切れずに残ってしまっていることなどが原因になっている場合もあります。
膀胱炎を放っておいて悪化させてしまうと、腎盂腎炎になってしまう可能性がありので、おしっこの異常を感じたらお早目に受診することをお勧めします。
ポイント
- 膀胱炎は、細菌感染により膀胱の粘膜に炎症を引き起こす病気で、主な症状には排尿時痛、頻尿、違和感、残尿感、混濁尿、血尿があります。
- 放置すると腎盂腎炎に進行する恐れがあるため、異常を感じたら早期受診が推奨されます。