血精液症の原因
精液に血液が混入し、精液が赤色調を示す状態のことを血精液症といいます。
多くの場合痛みなど他の症状は伴いませんが、急な色調の変化に驚いて、心配になったり不安になる方も少なくありません。
血精液症は30~40代の男性に多く、検査をしても原因がはっきりしないことも多いです。
精液の大部分は精嚢と前立腺の分泌物が占めていますので、精嚢や前立腺に存在する微小な血管からの出血が原因と推測されます。
また、精液の通り道に慢性的な炎症を起こしていることが原因となっている場合もあります。
しかし、原因が性感染症の場合は不妊の可能性となったり、まれに前立腺がんをはじめとする悪性腫瘍が背景に潜んでいることもあります。
血精液症の治し方
血精液症は自然に治ってしまうことが多く、基本的には心配いりませんが、重要な病気のサインであることがまれにありますので、尿検査や採血、超音波の検査を受けられることをおすすめします。