PSA検査とは?何の病気がわかる?
PSA検査は前立腺がんを発見するきっかけとなる検査です。
PSAは、男性特有の生殖器官である前立腺から分泌されるタンパク質の一種です。
PSA検査では採血を行い、血液中に含まれるPSAの濃度を測定します。
PSAの多くは精液中に分泌され、正常な状態であれば血液中に存在するPSAの量はごくわずかですが、前立腺がんになると前立腺の組織が壊れ、PSAが血液中に漏れ出して、血液中のPSAの濃度が高まると考えられています。
PSA検査によって前立腺がんを早期に発見することができれば、高い生存率が見込めます。
PSAの基準値は、50~64歳では3 ng/ml以下、65~69歳では3.5 ng/ml以下、70歳以上では4 ng/ml以下となっています。
PSA値が4~10 ng/mlの範囲はグレーゾーンと呼ばれており、25~40%の割合でがんが発見されます。
しかしながら、PSAの値が基準値よりも高いからといって、必ずしも前立腺がんであるとは限らず、前立腺肥大や前立腺炎などの要因でPSAの値が上がることもあります。
PSAの値が基準値より高い場合は、その原因が前立腺がんによるものなのかを明らかにするため、さらに詳しく検査する必要があります。
前立腺がんと新たに診断される人の割合は、50歳を過ぎると急激に上昇し、70代後半が最も多くなります。
そのため、50歳を過ぎたら定期的にPSA検査を受けることが大切です。
また、ご家族に前立腺がんの患者さんがいる場合、前立腺がんの発症リスクが高くなると考えられているため、40歳から定期的にPSA検査を受けるようにしましょう。
PSA検査を受ける頻度は、測定されたPSAの値によって、PSAが1.0 ng/ml未満の場合は3年ごと、1.0 ng/ml以上の場合は年に1回検査を受けましょう。