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尿路結石症(腎結石、尿管結石、膀胱結石)
COLUMN

尿路結石症とは?原因はなに?

腎臓でつくられた尿は、腎臓の中にある腎盂を通り、尿管を経て膀胱に溜められ、尿道から排出されます。

腎盂から尿管、膀胱、尿道に至る尿の通り道を尿路と呼び、腎盂から尿管までを上部尿路、膀胱から尿道を下部尿路と呼びます。

尿路結石症とは、この腎臓から尿道に至る尿路に結石が生じる疾患で、結石が存在する場所によって、腎結石症、尿管結石症、膀胱結石症、尿道結石症と分類します。

尿路に存在する結石の96%は上部尿路結石で占められており、男性の6~7人に1人、女性の14人に1人が一生に一度はかかるといわれています。

加齢と食生活や生活様式の欧米化に伴うメタボリックシンドローム(肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常)が尿路結石症になってしまう原因の1つとされています。

男性では40歳代がピークであり、女性では50歳代以降に多く、近年は高齢者の尿路結石症も増加しています。

尿路結石の主な成分となるカルシウム、シュウ酸、リン酸といった物質は誰でも尿中にある程度含まれていますが、日常的に水分の摂取が少なかったり、夏季の気温が高い時期に汗を多量にかくと脱水傾向となり、尿が濃くなることで原因成分が結晶をつくり、少しずつ大きくなって結石が形成されます。

1)腎結石症

尿路結石は、まず腎臓の中にある腎盂の中に作られます。ここに結石がある場合多くは無症状であり、健診などで見つかることがほとんどです。

症状がないからといって放っておくと、腎盂の中で知らぬ間に大きくなり腎臓の機能低下を起こすことがありますので、定期的な診察が必要となります。

1cmを超える大きな結石や結石が腎臓内で増大し腎盂の形に鋳型状となった結石(サンゴ状結石)の場合には、体外衝撃波や内視鏡による結石の破砕が検討されます。

2)尿管結石症

腎臓の中で作られた結石が尿の流れにのって尿管に移動することで、腰の激しい痛みや血尿をはじめとする様々な症状が引き起こされます。

結石が移動して尿管の狭い場所にはまり込むと尿の流れが堰き止められることになりますが、一方で腎臓は絶えず尿を作りだしています。

結石によってそこより先に流れない尿は腎臓の中にまで溜まっていき、この状態を水腎症と呼びます。

溜まった尿によって膨らんだ腎盂が腎臓を内側から引き伸ばすため腎臓が大きく腫れあがり、これが腰の激しい痛みの原因となり、ときに吐き気を伴う場合もあります。

また、尿管内を移動する際に結石が尿管を傷付けることから血尿が出たりしますが、結石による尿路感染症を引き起こすと腎盂腎炎を発症し、38度以上の発熱や悪寒を伴い、緊急処置が必要となります。

一部の特殊な結石を除いて、一般的な尿路結石は薬では溶けません。

感染を伴わない7mm程度までの小さな尿管結石は、痛み止めのお薬を使いながら自然に流れて出ていくことを期待して経過を診ていきます。

1cmを超える大きな結石や小さくても発症から時間が経過し水腎症の状態が続いている場合は、腎臓の機能に影響が出てくるので、手術治療が必要となります。結石のある場所や大きさに応じて、体外衝撃波や内視鏡による結石の破砕を検討します。

激しい腰の痛みが特徴の尿管結石ですが、主な問題点は水腎症によって腎臓の機能が低下してしまうことにあります。

尿管結石が詰まって急に水腎症を生じると強い痛みが生じますが、水腎症の状態が長期間持続すると痛みをだんだんと感じなくなってきます。

また、もう片方の腎臓が正常に働いている限り、いままでと同じように尿は出ます。

痛みがなくなったからといって結石が流れて出ていったとは限らず、結石がまだあることに気が付かずに水腎症の状態のまま数か月以上放置すると、腎臓が働きを失ってだんだんと縮んでいき、元に戻らなくなることがあります。

したがって、例え痛みが消えたとしても、結石が無くなり水腎症が改善したことを必ず確認することが必要です。

3)膀胱結石症

尿管から膀胱内に自然に落下した結石は、その後の排尿とともに速やかに体外へ排出されることが多いです。

しかし、前立腺肥大症などを背景にもともと尿が出にくい状態で、排尿後も尿が膀胱内に残ってしまっている方は、結石が膀胱内で徐々に増大してしまうことがあります。結石が膀胱の中に残り続けると、排尿時痛、頻尿、残尿感、血尿といった膀胱炎症状を生じたり、結石が膀胱の尿の出口を塞いでしまえば尿が途切れたり、出なくなったりします。

基本的に内視鏡による結石の破砕を行いますが、結石が大きい場合には開腹手術で結石を摘出することも検討されます。

4)尿道結石症

1㎝を超える結石は、ときに尿道の途中で詰まってしまうことがあります。

そうなると、血尿だけでなく尿が途切れたり、出なくなったり、尿漏れを生じたりします。また、股の付け根やペニスの先端に広がるような痛みが生じる場合もあります。

尿閉となっている尿道結石の場合は緊急処置が必要なことが多く、カテーテルを挿入して尿の通り道を確保したり、内視鏡での摘出が必要となります。

尿路結石症の診断は、尿検査、腹部レントゲン検査、腎臓や膀胱の超音波検査を組み合わせて行いますが、一部の結石はレントゲンに写らなかったり、あるいは結石以外の病気が疑われる場合には、近隣の医療機関でCT検査を行うことを推奨しています。

また、尿路結石症になると5年以内に50%の方は再発することがわかっています。再発を予防するために、食事以外で1日1.5リットル程度の水分摂取を心がけ、今までの食生活や生活習慣を見直すことが重要です。

ポイント

  • 尿路結石症とは、この腎臓から尿道に至る尿路に結石が生じる疾患で、結石が存在する場所によって、症状や治療法が異なります。
  • 再発を繰り返しやすいため、再発予防のために水分摂取を心がけ、食生活や生活習慣を見直すことが重要です。
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