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尿路上皮がん(腎盂がん、尿管がん、膀胱がん)
COLUMN

尿路上皮がんとは?

腎臓でつくられた尿は、腎臓の中にある腎盂を通り、尿管を経て膀胱に溜められ、尿道から排出されます。

腎盂から尿管、膀胱、尿道に至る尿の通り道を尿路と呼び、尿路の内側を尿路上皮と呼びます。

尿路上皮がんは、その尿路上皮という粘膜の細胞から発生するがんです。

がんが存在する場所によって、腎盂がん、尿管がん、膀胱がんと分類します。

腎盂がん、尿管がんは尿路上皮がんのうち約5%程度であり、尿路にできるがんのほとんどは膀胱がんで、年間約23,000人が膀胱がんと新たに診断されています。

腎盂や尿管にがんがある場合はその約30%で膀胱にもがんが発見され、逆に膀胱がんの5%以下で腎盂や尿管にがんが発見されます。

そのため、尿路上皮がんが見つかれば、すべての尿路について検査をする必要があります。

尿路上皮がんの原因

尿路上皮がんは、女性より男性に多く、60歳以降に増加し高齢者に多い傾向があります。発がんに最も強く関連する危険因子は喫煙です。

そのほか、ある種の医薬品の長期服用や、慢性的な尿路感染症、合成化学染料に含まれる芳香族アミンと呼ばれる化学物質への暴露や、リンチ症候群と呼ばれる遺伝性疾患との関連も知られています。

尿路上皮がんの初期症状や自覚症状

早期の尿路上皮がんでは自覚症状はなく、健康診断の尿検査で潜血反応を指摘されることもあります。

受診の主なきっかけは、痛みなどの他の症状を伴わない血尿で、しばしば出たり止まったりを繰り返すことを特徴とします。

がんにより尿路が徐々に閉塞した場合は、腎臓に尿が溜まった状態(水腎症)となり、超音波検査やCT検査などで発見されることもあります。

水腎症となると、がんのある側に腰背部痛を自覚することもあります。

また、膀胱炎のような症状(頻尿や排尿時の痛み、残尿感など)が見られることもあります。がんが進行して周囲へ広がりを生じている場合には、痛みや腫瘤として自覚されてきます。

尿路上皮の治療方法

治療は、腎盂がん、尿管がんの場合と膀胱がんの場合で異なりますが、がんの進行の程度を示すステージ(病期)やがんの性質、全身状態などに基づいて検討されます。

腎盂がん、尿管がんの治療方法

腎盂がんや尿管がんの場合、転移のない患者さんでは、がんがある側の腎臓と尿管のすべてと膀胱の一部を切除する手術療法が行われます。

手術療法の前後に治療の効果をより高める目的で抗がん剤による補助薬物療法が行われることもあります。

がんが拡がっていたり転移がある場合には、薬物療法を中心に治療を進めます。

膀胱がんの治療方法

膀胱がんの場合、がんの根が浅い早期の患者さんでは内視鏡による手術療法が選択されます。

膀胱がんの内視鏡手術を受けた後、1年以内に約30%の方が膀胱の中に再発をするとされていることから、再発予防を目的に膀胱内にお薬を入れる治療を行うこともあります。

がんの根が深く進行している患者さんでは、膀胱をすべて摘出する手術が基本となります。

尿を溜める働きをもつ膀胱をすべて摘出することになるため、新たに膀胱の代わりに尿をためておく場所やストーマと呼ばれる尿の出口を作る手術も併せて必要になります。

治療後の日常生活に大きな影響を及ぼしますので、治療法の選択にあたっては、治療の効果や生活環境、年齢などを考慮し、患者さんの希望などを十分考慮したうえで治療方針が立てられます。がんが拡がっていたり転移がある場合には、薬物療法を中心に治療を進めます。

尿路上皮がんの5年生存率は早期の場合90%前後とされていますが、進行がんや転移のある場合には一般的に予後は不良といわれています。

ポイント

  • 尿路上皮がんは、その尿路上皮という粘膜の細胞から発生するがんで、がんが存在する場所によって、腎盂がん、尿管がん、膀胱がんと分類します。
  • 尿路にできるがんのほとんどは膀胱がんで、発がんに最も強く関連する危険因子は喫煙です。
  • 血尿は尿路上皮がんの重要なサインですので、血尿を一度でも自覚したことがある場合は、お早目の受診が必要です。
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